一般社団法人日本eスポーツ連合(JeSU)と一般社団法人超教育協会は、eスポーツを通じた教育の機会を提供することを目的とするコミュニティーや連絡組織として、「eスポーツ超学校」を共同で設けると発表しました。大学などで活用できるカリキュラム作りを進め、2020年度中にもトライアルの授業の実施する方針です。

両団体が主催するeスポーツ超学校は経済産業省と内閣府知的財産戦略推進事務局がオブザーバーを務めます。eスポーツ人材の育成を進め、eスポーツを授業や部活動で採用することを促進し、eスポーツが持つ教育的な価値を探ることをめざしています。

「eスポーツを学ぶ」と「eスポーツで学ぶ」が軸に

超教育協会のロゴ

具体的には、eスポーツを教育へ導入することに関心を持つ大学、専門学校、高等専門学校、高校、小中学校によるワーキンググループをつくります。そのうえで、JeSUと超教育協会を中心とした「事務局」が、まずは大学での授業を想定した共同カリキュラムの素案をつくります。

カリキュラムの内容としては、「eスポーツを学ぶ」と「eスポーツで学ぶ」という二つの軸が検討されています。ワーキンググループに参加する学校で実践したうえで、内容を改善していく予定です。

JeSUが経産省の委託事業として運営した「eスポーツを活性化させるための方策に関する検討会」は、日本におけるeスポーツの市場規模について、波及する領域も含めると、2025年には3250億円に達する可能性があると試算しました。さらに検討会は、教育関係者や研究者、関係する行政機関が連携し、一丸となった活動を展開していく必要があると提言しています。

この提言を踏まえ、JeSUと超教育協会が具体的な取り組みを進めていくため、eスポーツ超学校を設けることになりました。eスポーツ業界の有識者で構成する「フェロー」からもアドバイスがあります。フェローにはプロ格闘ゲーマーのときど選手などが参加しています。

超教育協会はITなどテクノロジーと教育に関する研究や政策提言などを進めていく民間の組織です。