ライアットゲームズは、基本無料のFPS「VALORANT」(ヴァロラント)を6月2日に正式リリースすると発表しました。それに先立つ今月23~24日、日本初の公認大会「VALORANT Super Match」が開かれました。

VALORANTは5対5の対戦型FPSです。キャラクターが持つ固有の能力を組み合わせた銃撃戦が展開されます。23日夜に始まったDay 1では、国内トップクラスのFPSプレーヤー10人が2チームに分かれて対決。勝利チームが日本代表として、24日夜からのDay 2で韓国代表チームと対戦しました。

大会MCのAbaraさん、コメンテーターのNoppoさん

大会のMCを務めたのはeスポーツキャスターのAbaraさん、コメンテーターとして「Counter-Strike」レジェンドプレーヤーのNoppoさん。2日間にわたり、大会を大きく盛り上げてくれました。

日本トップクラスのFPSプレーヤーたちで構成されたドリームチーム

Team BlueのメンバーはLaz選手、Dep選手、SHAKA選手、XQQ選手、million選手。対するTeam Redのメンバーはtakej選手、Vuelo選手、Yoz選手、YamatoN選手、Clutch選手。国内FPSプレーヤーたちが所属チームやゲームタイトルを超えて集った、まさにドリームチームとも言えるメンバー構成です。

国内トップクラスのFPSプレーヤーによるドリームマッチ

ファーストラウンドから完成度の高い攻撃を見せたTeam Red

Day 1では、Team BlueとTeam Redによる日本代表チーム決定戦が行われました。試合は最大3マッチで、各マッチは13ラウンド先取し、2マッチ先取したチームが試合の勝者となるBO3形式を採っています。

ファーストラウンド、先攻のTeam Redはラウンド開始40秒でいきなりスパイク(爆弾)の設置に成功。クローズドベータテスト(CBT)でありながら、完成度の高い動きを見せつけます。まさにドリームマッチと呼ぶのに相応しい幕開けと言えるでしょう。

しかし、ラウンド3からはTeam Blueのペースに。ラウンド5では、XQQ選手が2対4の人数不利からクラッチ(逆転)を決める度肝を抜くシーンも。ラウンド16では、これまで高いキル能力を発揮していたDep選手が操るジェットがエース(オールキル)を達成。マッチ最速で20キルに到達します。

最終ラウンドとなったラウンド20では、Team BlueがAサイトへラッシュを仕掛けます。なんとか3対3の人数イーブンに持ち込んだTeam Redですが、スパイク設置からmillion選手によるダブルキルが炸裂。残るClutch選手もmillion選手がキルし、1マッチ目はラウンド数13対7でTeam Blueが制しました。

2マッチ目に突入しても、なおTeam Blueの勢いは衰えません。5ラウンド奪取されたTeam Redは7ラウンド目、マネーを温存して次のラウンドに備える戦法「エコラウンド」を選択。7ラウンドはtakej選手のファーストブラッドから3対5の人数有利に持ち込むも、Team Blueの出し惜しみのないアルティメットアビリティ連発により、ラウンドを落としてしまいます。Team Red優勢かと思いきや、所有している武器やアビリティの差で戦況を覆されてしまう……マネーシステムを採用したFPSゲームの怖さが出たシーンです。

ラウンド14では、Dep選手がジェットのアビリティでウィンドウの上に登るというムーブを披露。知らなければ対処の難しい射線を活かし、見事にパーフェクトラウンドを獲得します。

続くラウンド15では、2対4の人数不利の状況から、残されたLaz選手とSHAKA選手の見事な連携によりスパイクを解除。そのままの勢いで次のラウンドも勝ち取ったTeam Blue、ラウンド数13対3で2マッチ目も勝利し、日本代表チーム決定戦を制しました。

日本代表となったTeam Blue

高い連携力を見せた韓国代表Team Korea A

Day 2では、前日の日本代表決定戦で勝利したTeam Blueが韓国代表のTeam Korea Aと対決。Day 2でも、Day 1と同様にBO3形式を採用しています。

1マッチ目のファーストラウンドからTeam Korea Aの猛攻を許してしまったTeam Blueですが、ラウンド3ではBサイトにスパイクを設置されるもリテイクに成功。最後はファーストブラッドを決めたSHAKA選手とmillion選手のダブルピークでTeam Korea Aをせん滅。スパイク解除でラウンド奪取に成功します。

その後は劣勢が続いたものの、Team Blueの攻撃フェーズになってからは怒涛の逆転劇へ。ラウンド15では1対3の人数不利からXQQ選手によるクラッチ、ラウンド20ではDep選手のエース、最終ラウンドではSHAKA選手がRazeのアルティメットスキル「ショーストッパー」でラストキルを飾り、なんとTeam Blueは攻撃フェーズで1度もラウンドを落とすことなく1マッチ目を勝利します。

しかし続く2マッチ目では、Team Korea Aの撃ち合い能力と連携力が爆発。エージェントのアビリティを巧みに使いこなしたTeam Korea Aはラウンド数2対13で2マッチ目に勝利。3マッチ目でもTeam Korea Aの勢いは衰えず、ラウンド数4対13で残念ながらTeam Blueは敗北。マッチ数1対2で「VALORANT Super Match」を制したのは韓国代表となりました。

2日間にわたって激闘を繰り広げたTeam Blue

Team BlueのLaz選手とDep選手は「VALORANT」のプロ選手としての活動を決めており、試合後のインタビューで「今後も頑張っていきたい」とコメント。正式リリース後の活躍も楽しみです。