ゲーム大会で目にする「Indeed」侍とは? 寿 限無之信に聞いてみた

ゲーム大会に行くと、「Indeed」と背中に書かれた着物姿の男性を見ませんか? 人呼んで寿 限無之信(ことぶき げむのしん)。いったい何者なのか? 目的は何なのか。本人に聞いてみました。
ゲーム大会に行くと、「Indeed」と背中に書かれた着物姿の男性を見ませんか? 人呼んで寿 限無之信(ことぶき げむのしん)。いったい何者なのか? 目的は何なのか。本人に聞いてみました。
2019年11月17日、さいたま市で開催された格闘ゲームの大会にも、その姿が。
選手たちの写真を撮り、関係者に話を聞き、さっそうと引き上げたと思ったら、数日後、「ESPORTS 侍 NEWS」(侍ニュース)というサイトにその日の記事が載っている!
「ニュース」「レポート」「コラム」「インタビュー」との大分類のあるサイトをよく読むと、「eスポーツには興味があるけど、良く分からない そんな声に応えていく 丁寧に分かり易くをモットーとしたeスポーツ入門メディア」とある。
どうやら、寿 限無之信は侍ニュースのライターであり、発行責任者のようです。
実は彼の正体は、かつてセガの社員で東京ジョイポリスのクリエイティブディレクターで、今は独立をしてプランナーとして幅広く活躍している中西寛さん。以前ゲーム業界に関わりのあった中西さんは「今のeスポーツブームをより盛り上げるために何かできないか」と考え、2018年9月にESPORTS侍NEWSを立ち上げ、自ら寿 限無之信と名乗りゲームジャンルや業界を超えた活動をしています。
「寿 限無之信! いい名前でしょ!? ローマ字だと「Kotobuki “Game”noshin」と書くんですよ。限無之信って呼んでくださいw」と笑顔で語る中西さん。
あの~では、限無之信さん。なんで背中にIndeedの文字が入っているのでしょうか。
「実は、寿 限無之信の活動をサポート頂いているんですよ」と中西さん。
求人情報専門検索エンジンサービス「Indeed(インディード)」の日本法人Indeed Japan株式会社の支援を頂き、eスポーツ業界の取材活動をしているとのこと。
Indeedは求人検索エンジンとして様々な人の仕事探しを応援しており、まだまだ新しい業界であるeスポーツの発展に伴い、様々な仕事や職業が生まれてくる場でもあると考え、そんな新しい仕事が生まれる場を支援したいとの思いからスポンサーを務めているそうです。
侍ニュースでは、選手だけではなく、ゲーミングカフェ「価格.com GG Shibuya mobile esports cafe&bar」のオーナーや、ライブ実況プラットフォーム「Twitch」の社員など、いわゆる「裏方」の人にもインタビューをしています。
「eスポーツ業界には、プロ選手の他にも、今までなかったような職業、例えば解説者、MC、アナリスト、配信者……いろんな職種がこれから生まれてくると思うんです。と言うか、既に活躍している人も多くいますよね。今後もっと業界が大きくなれば、プロ選手を目指す人だけじゃなく、いろんな形でeスポーツ業界に関わりを持とうとする人がでてくると思うんです。そうすれば、自然と業界がより発展する! だから、選手だけじゃなく業界内のいろんな人に出会い、話しを聞き、侍ニュースを通じて多くの人に知って頂きたいと思っています」と中西さんは語ります。
2020年は、インタビューにさらに力を入れて、取材対象者がどういう仕事をしているのか、どういう人が業界に必要とされているのか、を描くとともに、「eスポーツ名鑑」的な、人物やチームの紹介コーナー、例えば密着取材のようなものも考えているそうです。
「eスポーツ業界の盛り上げのためには、プロ選手と共に、それを応援する人がどれだけ増えていくか、が肝になると思います。そのためにも業界全体として、もっともっとファンを増やす活動が必要となると思います」と中西さんは話しています。