浅瀬なのにテクくなりたがる

自分でも意外に思ってるんだけど私、「グランブルーファンタジー ヴァーサス(以下グラブルVS)」だとメーテラを主に使ってる。複数の飛び道具と特殊な小ジャンプ移動を持つシューティングキャラね。あと、サブキャラとしてフェリちゃんも使用。こっちはリーチの長いムチと仲間の幽霊で相手を封殺するキャラだ。

両者に共通してるのは……私、テクニカルなキャラばっかり使っちゃってるなぁ〜ということね。格ゲー別にうまくないくせにね。いや、これもはや浅瀬とか関係なく完全に個人的な話になるんだけどさ。私、いわゆる「スタンダードなキャラ」を使うのが苦手なんだよね……。

スタンダードなキャラがしっくりこないの

グラブルVSでスタンダードなキャラクターといえば、グランくんとカタリナだろう。クセのない飛び道具、無敵対空、突進技という三種の神器を備え、その扱いやすさから使用人口も多い。通常技の性能も高く、格ゲーのいろはを学ぶのに最適なキャラに違いない。

もちろん私も使ってはみたのだが……なーんかしっくりこない。手になじまない。いやグランくん、手軽に弾が撃てるのは気持ちが楽になるし、リバサでとりあえず昇竜が使えるのは心強い(格ゲー浅瀬勢は、昇竜が使えるキャラならリバサ時に九分九厘昇竜を出します)。突進技のドライブバーストも「いいんですか?」ってくらい高性能だ。解放奥義もコンボの締めにはもちろん、気軽にぶっぱなせる性能ですごみがある。しかし……なぜか私の手に馴染まない。使ってて「なんか違うんだよなあ……」ともやもやが募る。

グランくんがしっくりこないってことはジータちゃんも然り。リプレイを見直したらあまりに動きがぎこちなくてちょっと笑った

思い返してみると、今までもそうだったな。「GUILTY GEAR Xrd」でも設置技の大剣で敵を画面端に押さえつけるラムレザルを愛用していたし、「BLAZBLUE」では風を巻き起こすレイチェルを使ったし。私は「相手を束縛するようなテクニカルなキャラ」が好きっぽいんだよな。それでいながらスタンダードキャラにリバサ昇竜食らうと「なにそれズルい!!!」って叫んだりもするんだけど。じゃあ昇竜あるキャラ使えよ!(フェリちゃんにはあるけど)

スタンダードな波動昇竜キャラはピンとこないけど、昇竜はほしい。そんなワガママを叶えてくれたフェリちゃんは使ってると気持ちよくて仕方がないです。アプデで弱体化したけど「無敵対空がある」だけで勇気が湧いてくるので問題ないのです

テクニカルキャラを使いこなす喜び

私がテクニカルキャラを好んで使う理由は、「テクニカルなキャラは使いこなす喜びがデカい」ことにある。たとえばメーテラは複数種の飛び道具で弾幕を張るキャラだ。気軽に撃てて技でキャンセルもできる立ち強、上下段に打ち分けられ、強で放てばダウンも取れる綺羅星といったスタンダードな飛び道具のほかに、それらを補佐する楽しい技が揃ってる。
ひとつは先読み対空や相手の前進の防止に使え、当たったときの効果音が超爽快な隼落とし。射撃戦の最中になんとなく放ってまんまと当てたときの快感は堪えられないものがある。
もうひとつは、矢で撃つと上下に爆発する蝶を放つエーテリアルシール。ヒットすれば追撃可能で大きなダメージを取れるし、放つだけで相手が警戒して動きが鈍くなるのは愉悦だ。ビビってるぅー! へいへい。

なんとなく出したエーテリアルシールがめちゃめちゃ気持ちよくキマった試合。こういうとき快感を覚える

これらの個性ある技や小ジャンプ移動が可能なゼファー、素早いうえに移動距離も長めなスライディングを仕掛ける屈特殊、貴重な対空になるうえゼファーなどで追撃も可能な屈強などを使いこなして相手を圧倒できたときの気持ちよさったらない。射撃戦で相手に手も足も出させず倒せると、心から「あー! メーテラ使ってて良かった!!」と思える。「やっぱりテクニカルキャラは使いこなせると楽しいなー!」と。

自分だけ気持ちよくなりたい!!!(サイアク)

この考え方にはもうひとつの側面もある。もっと意識が低めの話だ。それは「相手が思い通りに動けないのを見るのは楽しい」という側面。これが楽しくなっちゃってる可能性がデカい。性格が悪い!!

格ゲーがうまくなるために昔から言われているプレイングがある。「自キャラより相手をよく見ろ」というヤツだ。相手の動きを凝視することで、次に繰り出す技をいち早く掴んで対応するというものだ。たとえば画面端で固められ、次に出してくる技は下段か、中段かという二択が発生したとき。相手の動きをよく見ていれば、とりあえずしゃがみガードしておきつつ、発生の遅い中段は見てからガードできるかもしれない。そういった画面の見方が大事という話だな(ファジーガードすればいいじゃんとかテクい話はやめてくれないか)。

で、私は納得しつつ何度も何度もやってみたんだよ。自分より相手を見ながら戦うってプレイスタイルをさ。
これがね……疲れる! やってやれないことはないけどものすごく集中力を使う! 2試合くらいやるともうできなくなってグダグダになってしまう。そして意識が例によって低いほうに流れていく……「自分のやりたい動きをやったほうが楽しいのでは……?」と。
これだ。私が波動や昇竜を的確に放って、相手の動きに適正な対応をしていくことで勝てるスタンダードキャラを使えず、相手を固め殺す──一般的にテクニカルと言われる──キャラを使ってしまう理由は。

要するに私は「自分だけが気持ちいい時間」が大好きなんだな! 相手に不自由させて気持ちよく勝つ! これがたまらないんだ。だから置き技とかで相手を動けなくさせて倒すキャラが大好き! 対人戦を楽しむためのゲームでこういう姿勢はどうなんだって気もするけど……しょうがないんだなこれが。楽しくてしょうがないんだ。相手をガチガチに固め殺せると! 愉悦とはこういうことか! と体感する。
というわけで、私はこれからも自分勝手に相手を苦しめるキャラを使っていくんだろーな、と改めて思い直した自己分析回でした。おわり。