タクティカルFPS「レインボーシックス シージ」国内プロシーンで、トップを突き進むCYCLOPS athlete gaming(CAG)。2019年12月に加入したAyagator選手(@sss27iq)は、間もなくしてアジア大会「APAC FINALS」に出場するなど、早くもチームを支える選手として活躍を見せています。

3月15日、国内イベント「レインボーシックス フェスティバル」(R6祭)が実施され、イベントの最後を飾るALIENWARE ジャパンリーグ チャンピオンシップFINALで、CAGは見事優勝を果たしました。優勝直後のAyagator選手とXQQコーチ(@IAMXQ)にインタビューを実施し、プロゲーマーとしての思いや、今後の目標などをお聞きしました。

CAGで世界に挑戦してみたいと思った

ーーCAGに加入した経緯を教えて下さい。

Ayagator:もともとChallenger League(CL)で上位だったKLIENというチームに所属していたのですが、そのチームが解散してしまったんです。
その時にちょうどCAGがメンバーを募集していたので、世界に挑戦してみたい気持ちから応募したのがきっかけです。

ーープレイヤーネームの由来を教えて下さい。

Ayagator:以前はCS(家庭用ゲーム機)でR6Sをプレイしていたのですが、その時の自分のIDの端にたまたまAyaという文字があって、友達からAyaと呼ばれていました。
でも、なんか嫌で(笑)。ふと、自分のIDを眺めていたら「Aya……Aya……あ、Ayagator!」と、ひらめいたのが由来です。

ーーCSからPCに移行したのはいつ頃ですか?

Ayagator:2019年の1月下旬ですね。ちょうど1年くらい経ちます。

ーーCAGに加入するまでに大会出場履歴はありますか?

Ayagator:CSでは日本3位を獲得しています。でも、PCに移行してからは別のゲームだと思いました。トップレベルとなると、ゲームに対する理解度や、ひとつひとつの行動の重みが全然違いますね。

XQQ:CSのプレイヤーって、エイムが凄くしっかりしているんですよ。PCでの細かい動きや作戦の理解といった点でも、Ayagatorは若くて吸収が早いので安心しています。

ーーAyagator選手から見たチームメンバーの印象を教えて下さい。

Ayagator:加入した当初から今でも思っているのですが、みんな強面なのにゲームの知識が豊富なんですよね。特にXQQコーチは怖くてあまり喋りたくないのですが、話をしているだけで勉強になるし、みんなから尊敬されています。
なんだかんだで、みんな優しいです。

試合中のAyagator選手らを見守るXQQコーチ
試合中のAyagator選手らを見守るXQQコーチ

人間として信用されるプロゲーマーでありたい

ーープロゲーマーとして努力していることってありますか?

Ayagator:プロゲーマーって、ゲームが上手いだけでは周囲から信用されないと思うんですよ。
だから、人間性の面でも信用される人間でありたいです。

XQQ:じゃあ遅刻するなよ。

Ayagator:(その日、たまたま遅刻していたので)それはちょっと…目覚ましが……(笑)。

ーープロゲーマーになってから、ゲームに対する考え方は変わりましたか?

Ayagator:ゲームに熱意を注げたり深く興味を持つ人って、そこまで多くないと思います。
自分も数年前まではそうでした。でも、実際にプロゲーマーになってみると、ゲームに対する熱意を維持する必要があるんですよ。
それからゲームに対する意識や見方が変わりましたね。プロゲーマーって楽しいことをしている職業だと思っている方もいると思いますが、全然そんなことはないです。

ーー練習や試合で上手くいかないときは、どのようにモチベーションを管理していますか?

Ayagator:モチベーションが低下することはあまりないですね。悔しい思いをすると、むしろモチベーションが上がるので。XQQコーチやSuzuCは頭が良くて何でも知っているので、色々と話を聞いて吸収させてもらっています。チームメンバーに助けられているという点も大きいですね。

XQQ:家族のサポートも大きいよね。

Ayagator:そうですね。自分の家族はeスポーツへの理解があるので、応援してくれています。家族の存在はプロゲーマーとしての自分を支える糧になっていますね。

ーープロゲーマーとして、自分の能力で長けていると思う点はありますか?

Ayagator:うーん……(沈黙)。

XQQ:ラペリングが上手いとか?

Ayagator:あ、ラペリングは日本一上手いです。でも、自分はまだまだこれからなので。練習を続けて成長していきたいですね。

ーー心に残っているシーンはありますか?

Ayagator:今日のR6祭ですね!
今回のオフラインイベントは、セットも演出も豪華で鳥肌が立ちました。運営スタッフさん達には本当に感謝しています。

インタビューに笑顔で答えるXQQコーチ、Ayagator選手
インタビューに笑顔で答えるXQQコーチ、Ayagator選手

まずは世界大会ベスト4から

ーーブートキャンプを実施されていましたが、どういった練習をされましたか?

XQQ:CAGのスポンサーであるルネサンス大阪高等学校様の施設を借りて、チームメンバー全員で宿泊しながら練習をしました。スクリムを実施して、そのあとフィードバックを挟んで……と繰り返して、1日12時間くらいは施設で過ごしましたね。
ほぼ一日中、活動していました。

Ayagator:以前所属していたチームでもブートキャンプをしていましたが、ここまで大規模なブートキャンプは初めてでしたね。

ーーCAGに加入してから、そしてブートキャンプを経て、プレイスタイルに何か変化はありましたか?

XQQ:加入したての頃は自分を抑えて他のメンバーを優先して動いていたんですけど、最近では「行ってはいけないライン」の判断が上手くなったと感じます。

Ayagator:僕はもともとエントリーフラッガーを担当していたのですが、CAGではサポートを担当しています。
一つひとつの動きを他のメンバーと合わせていくうちに、サポートの楽しさが分かってきましたね。

ーーアナリストが脱退したことでチームに変化はありましたか?

XQQ:正直、そこまで変化は感じていないですね。自分も1年を通してかなりゲームの理解が深まったので今の所は問題ないですが、今後手が回らないようであれば募集するかもしれません。

ーー最後に、CAGのメンバーとしてやり遂げたいことを教えて下さい。

Ayagator:世界を獲りたくてPCへ移行したので、世界と戦いたいですね。まずは世界大会ベスト4から、優勝まで目指していきたいと思っています。

ALIENWARE ジャパンリーグ チャンピオンシップFINALで優勝を果たしたCAG(編集部撮影)
ALIENWARE ジャパンリーグ チャンピオンシップFINALで優勝を果たしたCAG(編集部撮影)