「BEMANI PRO LEAGUE」について今知っておくべきこと

「BEMANI PRO LEAGUE」は、日本国内では珍しい音楽ゲームを使用したeスポーツプロリーグです。国内では現在、様々なジャンルのeスポーツ大会が開催されていますが、これまで音楽ゲームの(企業主導の大規模な)プロリーグは存在しませんでした。「BEMANI PRO LEAGUE」の誕生で、「音ゲー」のeスポーツリーグが本格的に生まれたことになります。
本リーグでは、実在の企業がチームを所有し、所属選手(1チーム4人)がシーズンを通して戦います。リーグ開幕は、2020年内を予定しています。
本記事では、そんな期待の「BEMANI PRO LEAGUE」について、今判明していることを解説していきます。
「beatmania IIDX」はKONAMIが開発・運営しているDJシミュレーションゲーム。1999年からバージョンアップを重ねつつ、現在もアミューズメント施設で稼働が続けられており、2019年で稼働開始から20周年を迎えました。現在もアミューズメント施設にて絶賛稼働中です。
過去には家庭用ゲーム機版(PlayStation 2)も発売されましたが、「BEMANI PRO LEAGUE」で使用されるのはアーケード版の「beatmania IIDX」です。
「BEMANI PRO LEAGUE」の第1シーズンは、全6チームが勝利をかけて戦います。賞金総額は2,000万円。参戦チームは以下の通りです。
・APINA VRAMeS(株式会社共和コーポレーション)
・GAME PANIC(株式会社レジャラン)
・SILKHAT(株式会社マタハリーエンターテイメント)
・SUPER NOVA Tohoku(株式会社ワイ・ケーコーポレーション)
・ROUND1(株式会社ラウンドワン)
・レジャーランド(株式会社山崎屋)
「BEMANI PRO LEAGUE」の参加選手は、KONAMIが行うプロテストを通過した選手を選考対象とするドラフト会議で決定します。
プロテストは2段階に分けて実施され、1次審査では、応募者がエントリーに記載した各種項目やbeatmania IIDXの実力などが書類審査されます。2次審査では、審査会場で「beatmania IIDX」をプレイする実技テストと、面接が行われます。各審査は、KONAMIに所属する専門スタッフが担当します。
ドラフト会議での選手指名は、1巡ごとに「入札抽選」によって行われ、4人全員のチームメンバーが決定するまで繰り返し実施されます。
「BEMANI PRO LEAGUE」は、リーグに参加する6チームが総当たり戦を 2 回(2ステージ)開催する「レギュラーシーズン」から開始。レギュラーシーズンの上位 3チームが戦う「セミファイナル」、セミファイナル上位2チームによるチャンピオン決定戦「ファイナル」という流れで実施されます。
大会は、シーズン開始にあわせて実装予定の新モード「ARENAモード(1VS1)」で行われる予定です。レギュラーシーズンでは計10試合が実施予定。試合には、チームから3名の選手が出場し戦います。公式発表によれば、1人あたり平均7~8回は試合に出場する計算になるとのことです。
なお「BEMANI PRO LEAGUE」の試合は、2020年1月にオープンしたeスポーツ施設「esports 銀座 studio」をはじめ、関東近郊の施設にて行われる予定です。