大会延期にも前向きに


私はウイニングイレブンでのプロプレーヤーで、プロゲーミングteam HYDE所属の「まーさん」です。日本eスポーツ連合(JeSU)公認のプロライセンスを持っています。
アジアeスポーツ連盟による国際大会「AESF e-Masters 成都 2020」の「eFootballウイニングイレブン 2020部門」日本代表として、2020年2月下旬から3月上旬にかけて中国・成都に向かう予定でしたが、コロナウイルスの影響で大会が5月まで延期と知らされました。
予選突破の勢いそのままに――と思っていたこともあり、残念さもありましたが、大会が実施されるまでプロとしてしっかり準備できる期間と捉え、今よりもさらにうまくなり、金メダルを取るため、普段から私を支えてくれる人たちのため、日本のeスポーツに良いニュースが届けるためにも頑張ろうと思い、今現在も練習を続けています。

まーさん選手は2019年12月にあった日本代表選考会を突破し、翌月にあった東アジア地域予選(日本、香港、チャイニーズタイペイ、韓国、マカオが参戦)も3勝1敗で勝ち抜いた。

1月の東アジア地域予選はタイのバンコクでありました。
正直、1人で挑む海外でのアジア大会は初めてで、不安や緊張があるかと思いましたが、参加してみると、「海外での大会を楽しもう」とプレーしていた自分がいました。
3勝1敗のうち、PKでの敗戦はあったものの、点差をつけられての負けはなかったので、すごく自信になり、本当に大会を楽しんで終えることがました。

真剣な表情でモニターを見つめるまーさん選手

ウイイレを知ったのは小学生時代。オンライン対戦を経験し、プレーへの姿勢も変わったそうです。


ウイイレを初めて知ったのは小学生の時で、地元の友達と遊んでいたことがきっかけでした。その時から今現在まで、毎シリーズ買ってプレーしています。
サッカー選手のプロになることが小さい頃からの夢でしたが、プロになれなかった自分が、今では違う形でサッカーのプロ選手になれたのは、様々な練習の積み重ねや、大会などに出場して結果を残せてきたことのたまものでもあります。
最初は、自己満足で自分の好きな選手でやりたいサッカーをする、という感じで、遊びとして個人で楽しんでいました。
オンライン機能が追加されてからはオンラインでもプレーするようになり、プレーの幅が広がるとともに、コンピューター相手ではなく人間相手になることで自分の負けず嫌いな面が表に出て、「負けたくない、うまくなりたい」という思いへと変わっていきました。
それからは、うまくなるために、実際のサッカーを見たり、相手のうまいプレーを参考にまねをしたりなど、自分なりのアレンジを加えてプレーする楽しみも覚えました。

日本代表の座を勝ち取った際のまーさん選手

大会を通じて得た仲間たち

オンライン予選を勝ち抜いて初めてオフラインの大会に出場すると、結果はベスト8。会場の雰囲気や緊張に飲まれて自分らしいプレーができずに終わり、悔しい結果となりましたが、初めての大会での経験は、とても貴重なものとなりました。
その後、ウイイレ初のプロライセンス発行大会で優勝し、ライセンスを獲得。大会に出ることも増え、アジアレベルの大会や地方での大会にも参加し、猛者たちと試合することも多くなりました。
大会を通じて、試合の経験だけではなく、たくさんの仲間を得ることもできました。
今では、大会前にオンラインで行うランクマッチでの練習以外に、こうした大会で知り合った仲間や同じプロ仲間と練習し、競技の研究をしたり、情報交換したりしてお互いを高め合っています。
今、日本代表として活動できているのも、そのおかげだと感謝しています。