格闘ゲームが社交の場に? 対戦前には名刺交換? eスポーツ熱の高まりはこんなところまで来ました。凸版印刷などが主催する、eスポーツに関心のある企業たちの交流イベント「eSPORTS TRINITY」。どんなイベントだったのでしょうか。

名刺交換から始まる「格闘ゲーム」対戦

「社会人のマナーですからね」
司会のグラビアアイドル、倉持由香さんが、対戦前の「お約束」として名刺交換する選手たちを見ながら口にすると、会場には笑いが広がりました。
1月20日、都内のイベントホールで開催された第2回「eSPORTS TRINITY」。
前半はeスポーツビジネスのセミナー、後半は格闘ゲームの企業対抗戦という2部構成で、約150人が参加しました。
企業対抗戦に出たのは、9企業を代表する9選手。
GAMEクロスの永田篤史編集長も出場し、大技も繰り出しましたが、あえなく初戦敗退に終わりました。
各選手は会場から大きな声援を受けながら対戦し、勝つとガッツポーズ、負けるとガッカリした表情をしていました。
ビジネスパーソン同士の対戦というと、「接待ゴルフ」のように相手に配慮したプレーが当然なのかと思いきや、eスポーツの対抗戦は真剣勝負そのもの。
eSPORTS TRINITY実行委員会の金井淳一郎さん(凸版印刷)は「接待eスポーツはありません!」と断言していました。

対戦前に名刺交換をする選手たち

eスポーツを「学び、体験し、楽しむ」場

ゲーム業界の調査会社「Newzoo」によると、2018年の「eスポーツ市場」は世界全体で約1千億円。
それが、2022年には約2千億円まで拡大すると見込まれています。
5年で倍増すると見られているのです。
そんな急成長市場に、多くの企業が注目しています。
飲料メーカーや鉄道会社、旅行会社など、さまざまな業種の会社が「eスポーツで何かできないか」と興味を示しています。
そのような企業が交流する場として企画されたイベントが「eSPORTS TRINITY」です。
凸版印刷と電通、サイバー・コミュニケーションズ(CCI)の3社が共同で主催し、初回は2019年10月に開催されました。
「企業の中には、eスポーツに関心があるけれど、何をしたらいいのかわからない会社も多いんですね。そんな企業のみなさんに、eスポーツというのはこんな感じだと知ってもらう場を設けたいと考えました」
eSPORTS TRINITYの目的について、金井さんはこう語ります。
「TRINITY」は、英語で「三位一体」の意味。
企業人がeスポーツを(1)学び(2)体験し(3)楽しみながら、相互に交流してもらおうという狙いを込めました。
イベントの評判は上々。参加者からは「eスポーツを体験する良い機会になった」「ぜひ続けてほしい」という声が寄せられているとのことで、今後も開催予定です。
今後は、名刺にゲーマー名を入れる日も来るかも?