ツイッターも日本語で

「朝だぁぁぁぁぁぁ」「甘いものを補充する(´・ω・`)」

ウォン選手のツイッターを見ると、度々日本語でのつぶやきが見られます。

ウォン選手は、ワールドツアーに3年連続で参戦。過去2回のファイナルにも、ともに出場し、2018年に12位、19年に9位と順位を上げています。

今は他の仕事をせず、GTの活動一本に絞っています。

日本のアニメやゲームが好きで、そこから日本語を学びました。

最初に日本のアニメを見たのは、小学生時代の「機動戦士ガンダムSEED」。レースアニメでは「エクスドライバー」「頭文字D」「湾岸ミッドナイト」を楽しんだそうです。

ゲームは「ファンタシースターオンライン2」がお気に入り。グーグル翻訳を使いながら、日本語の知識を吸収。ワールドツアーに参戦し、日本人選手たちと一緒に。「日本語がうまくなりたい」と、積極的に話しかけるようにしたそうです。

今では会話もスムーズで、お互いにふざけ合える関係ですが、「最初は日本語が頭に浮かんでも、言葉にならない。頭の中では分かっているけれど、しゃべれない」状態だったと振り返ります。

予選終了後、宮園拓真選手(右端)と健闘をたたえ合うジョナサン・ウォン選手
予選終了後、宮園拓真選手(右端)と健闘をたたえ合うジョナサン・ウォン選手

日本人選手はプレーがフェア

日本人選手については「良い人、という印象。レースの時のぶつかり合い、接触があまりない。香港ではぶつかり合いが普通だから、日本の選手たちはフェアプレーをする印象」と語ります。

中でも仲が良いのは、シドニー大会のネイションズカップを制した宮園拓真選手と山中智瑛選手。

宮園選手については「GTだけではなくリアルのレースに出ても、速い選手だと思う。そういうセンスを感じる。最初に会った時よりもどんどん速くなっていて、才能を感じる」。山中選手については、「仕事があるので練習時間は少ないのかもしれないけれど、速い。戦うには難しい相手」と評します。

それらを踏まえつつ、自分のレース運びは「日本のプレーヤーよりアグレッシブなスタイル。フェアプレーは守るけれど、その条件の下でどんどん攻めていきたい」と語ります。

プロアマ戦で柔らかい表情を見せるジョナサン・ウォン選手
プロアマ戦で柔らかい表情を見せるジョナサン・ウォン選手

いつかはリアルなレースを

GTの魅力について、「昔はただ、すごい車が出てくるゲームという印象だったが、オンライン対戦でたくさんの人たちと知り合えて、それがすごい、と感じています」と話します。

かつて、現実のサーキットでフェラーリのある車種に乗ったことがあるそうですが、「乗っている時の感覚が、車の動き、操作感、感触、全部、GTと同じだった。どんな車に乗っても気後れしない」と語ります。

将来は、「お金も時間も車も必要で本当に難しいことだとは思うが、1回は本物のレースカーでレースをしたい」という希望を持っています。

シドニー大会は、本戦は3位となりましたが、「自分も信じられないくらいの成績。本当にうれしかった」と笑顔を見せました。

年々、トップ選手たちの実力が上がっているのを肌で感じているだけに、その中で初戦で結果を出せたのは手応えにつながった様子。「今季は(ファイナルで)とりあえずトップ5くらいに行きたい」と意気込みます。