実家の家業の現場からアイデア

生地は同社が2019年に開発した新素材「Ultimex」を使用。

タフでなめらかな着心地で伸縮性があるため、疲れを感じにくいといいます。

また、雨など水を弾く撥水(はっすい)性があると同時に、汗が蒸発する透湿性も追求。
暑い日の水まわりの作業でもべとつかずに快適に着用できるそうです。

ジャケットとパンツにはジップつきポケットがついていて、作業工具などを収納できるようになっているのもポイントです。

汚れにも強く、現場の作業や軽い運動に適していながら、会議や飲み会でもスタイリッシュに決まります。

男女それぞれ用のワークウェアスーツ。秋冬シーズンは裏地つき(税抜き18000円)、春夏シーズンは裏地なし(税抜き16000円)がおすすめ
男女それぞれ用のワークウェアスーツ。秋冬は裏地つき(税抜き18000円)、春夏は裏地なし(税抜き16000円)がおすすめ
パンツのジップつきポケットが便利
パンツのジップつきポケットが便利

同グループの創業事業は、関谷さんの実家の家業である水道工事業です。

「ワークウェアスーツ」のアイデアは、水道工事の現場で感じた疑問から生まれました。

「なぜ世の中の作業着は作業着らしく、スーツはスーツらしくと二極化しているのかと疑問に思っていました。社員のみんなは通勤時も作業着を着ていました。帰りに外でご飯を食べる時は『ちょっと人目が気になる』という声もありました。そういう中で、着ていてかっこいいと思える作業着を作れないかと思ったんです」

関谷さんは株式会社オアシススタイルウェアを2017年12月に設立。

スーツに見える作業着「ワークウェアスーツ」を開発し、販売を開始しました。

斬新なコンセプトが話題となり、今では水道業や建設業などの現場のほかにもタクシー運転手や美容師などの仕事着としても使用されています。

また、プライベートの私服としての使用する例も多く、元Jリーガーなどスポーツマンたちもよく愛用しているそうです。

外出した先でちょっと体を動かしたくなっても、着替える必要がありません。

関谷有三さん
関谷有三さん

eスポーツには「人々のストーリーに入り込める魅力」

関谷さんは今eスポーツ業界に注目しており、ゲーマーにプロ・アマ問わずに「ぜひ着てほしい」と力説しています。

「『ワークウェアスーツ』は伸縮性があるため、プレー中の動きを邪魔せずに疲労を感じません。そして洋服を選ぶ手間がかからないことが魅力です。僕自身がそうなんですけれど、洋服を選ぶことは面倒くさい。毎回洋服を選ぶのに神経を使わずに、ゲームに集中することができると思います」

根本恵里奈さん
根本恵里奈さん

「ワークウェアスーツ」のマーケティングを担当する根本恵里奈さん(25)は、元々ゲーム好きだったそうで、eスポーツの魅力を次のように話しています。

「eスポーツは熱狂している人の数がとにかく多いですね。ゲームだけではなく、人に引き込まれるところが魅力だと思います。SNSで自分の戦歴などを投稿していて、その人の日々のストーリーに自分が入り込める。ゲーマーさんの個性が大事だからこそ、ファッション面で支援ができたらと思っています」

eスポーツへの取り組みを語る関谷有三さんと根本恵里奈さん
eスポーツへの取り組みを語る関谷有三さんと根本恵里奈さん

同社はeスポーツ業界の人たちによるがトークイベント「ゆるふわeスポーツ座談会」の協賛をし、ゲーマーにスーツをプレゼントして着てもらっているとのこと。

関谷さんはこれから盛り上がるeスポーツ業界と、積極的に関わっていきたいといいます。

イベントや大会の協賛もその一つ。

プロゲーマーに着てもらうなどして、コラボレーションを広げていきたいと話します。

「僕たちは時代の半歩先をいく感性が大事かなと思っています。今まで世界になかった商品に、いち早くキャッチアップしていきたい。世の中の先を行くeスポーツは、とても勉強になります。僕らは洋服という切り口から一緒に絡んでいきながら、もっと注目していきたいと思っています」