お金からロゴの話まで、凸版印刷eスポーツ部にいろいろ聞いてきた

インタビューやイベントにこっそりついて行った、eスポーツ初心者な編集者のコラムです。今回は凸版印刷eスポーツ部「E1 HEROES」へのインタビューに同行したので、僕も少々お話を聞いてきました。
インタビューやイベントにこっそりついて行った、eスポーツ初心者な編集者のコラムです。今回は凸版印刷eスポーツ部「E1 HEROES」へのインタビューに同行したので、僕も少々お話を聞いてきました。
社内の一室で練習に励む、E1 HEROES。
ゲーム機・スマートフォン・タブレットを使い、おのおのゲームに熱中しています。
……あれ? これら機材ってどこから出てきたのでしょうか。
皆さんの私物? 会社が買ってくれた?
我ながらちょっとゲスいなぁと思いつつも、聞いてみました。
「自分の手になじんだアケコン(アーケードコントローラー)やスマートフォンなどは部員の私物です。それ以外で共用する機材は、部員から部費を集めて購入しています」
そう答えていただいたのは、eスポーツ部の部長を務める金井淳一郎さん。
カネの話ばかりで申し訳ないですが、eスポーツ部として参加した大会で入賞し、賞金がもらえたら扱いはどうなるのでしょうか。
「そこまで実力がついていないのでまだまだ遠い話ですが(苦笑)、eスポーツ部の部費に充てようとは考えています」
現状、すべて部員のお財布で運営している分、部員一人ひとりが本気なのだと感じ取れました。
僕だったら「お金出してくれないとつらい~!」と泣きついていそうですし。
「E1 HEROES」、ちょっと推したくなってきました。
そういえば、部屋にはPCが見当たりません。
eスポーツといえばR6S、LoL、ApexなどPCで人気のタイトルも多いので、ちょっと違和感を覚えます。
なにか事情があるのでしょうか。
「単にPCゲームのメンバーが集まらなかったからというのもありますが、ネット環境がないという事情もありますね。セキュリティー上の理由から、会社で引いている固定回線をゲームに使えないのです」
な、なるほど……!
たしかにPS4で格闘ゲームをしている方たちも、ローカル対戦しかしていません。
なぜオンラインで対戦しないのかも少し疑問だったのですが、そういった理由があったのですね。
「私はLoLと『レジェンド・オブ・ルーンテラ』が好きなのですが、仲間がいなくて寂しいです(苦笑)。凸版印刷社員は5万人を超えるので、PCゲーム好きな方もいるとは思うのですが……。いずれPCゲーマーも集まってきたら、ネット環境の問題解決に向けて動いていきたいと思っています」
もう一つ、気になったことがあります。
「E1 HEROES」のロゴからマスコットキャラクター、パーカやTシャツ、部活紹介の資料に至るまで、すべてのデザインのクオリティがやけに高いのです。
プロのeスポーツチームと遜色ないくらいにハイレベルです。
外注したらすごく高そうなのですが……。
「私がデザイン系の部署に所属していることもあり、すべて私が作りました」
マジで……。
金井さんが部長の部活とはいえ、めちゃくちゃ活躍していますね。
部として大会に出るとき、このおそろいの格好で参加すると、すごく映えそうです。
「たしかに企業交流戦などでは皆で着るのですが、オープンな大会だと恥ずかしいので着ないですね……(笑)」
えー!気持ちはわかりますが、もったいない!
次からは着てくれるとうれしいなぁ、とひそかに期待しています。
凸版印刷のeスポーツ部の皆さんが、顔を合わせて会社で練習できる頻度は高くありません。当然ながら凸版印刷としての仕事もあるので、プロのように毎日何時間も練習するのも難しい状況です。
しかし、そんな限られた時間の中でも練習に打ち込み、上達しようというやる気は十分伝わってきました。
あとは練習が実を結べば、大きな大会でも注目を集めるチームになるのではないか。
そんなわくわくさせてくれるeスポーツ部「E1 HEROES」、今後も見守っていきたいです。